てくてくGISラボ

フリーデータを使う(3)GADM

ブログ記事を書いた日:2011.11.08
このHPにUPした日:2016.08.01

今回は海外もののデータのご紹介。

海外物のデータというとDCWとか(ふるっ)衛星画像ものとかがあるけど、やっぱり何となく行政界をゲットしたい。私がインドのデータを探していたときに、最初に教えてもらったのがこのGADMのデータだ。

GADM database of Global Administrative Areas
http://www.gadm.org/

全世界のデータを一挙にダウンロードもできるようだが、結構巨大なファイルらしいので、国毎のダウンロードがオススメ。以下のページから国毎のデータをダウンロードできる。

Download | Global Administrative Areas
http://www.gadm.org/country

「Country」のところで国名を指定して、ダウンロードするフォーマットを選んで、OKをクリックする。

そうするとダウンロードできる地図の画像のページに移動し、そこで「Download」をクリックするとそのデータをダウンロードできる。かなりお手軽にデータを入手できる。

ちなみに利用はアカデミックユース、非商用ユースのみ。再配布、コマーシャルユースは要許可だ。

さてこのデータ、どの程度の細かさまで入力されているか、だが、インドの場合だと、だいたいディストリクト~タルク(サブディストリクト)レベルまで入力されている。面積が小さいタルクの場合は、ディストリクトかいくつかのタルクがまとめられた行政界が入力されている。(まぁつまり厳密なタルクが入力されているわけではない、ということだ。)

日本の場合だと、国境、都道府県界(47ポリゴン)、おそらく市区町村界(1811ポリゴン)の3つのポリゴンシェープが入手できる。ただし、横浜市とか川崎市は区ごとではなく市のくくりで1つのポリゴンになっているようだ。(東京23区はそれぞれ別のポリゴンで入力されている。)

欲を言えば、政令指定都市内の区の境界もほしいよなー(インドならタルクは全部入っててくれるとありがたいなー)と思ってしまうところだが、日本のように地図が入手しやすい国ならともかく、地図が手元に全くない海外を対象にしていると、まずはあってありがたいデータである。

測地系はWGS84なので、ランドサットのデータ(こっちもWGS84)と重ね合わせるとぴたっとくるので、ちょっとうれしかったりする。意味もなく行政界毎に植生指数とか求めてみたりしたくなってしまう。

今回は文章ばっかりですが。。。これにてー。

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